Thursday, April 7, 2011

Second Person Shooter Zato Creator Interview

自由にゲームをプレイしてみるサイトはここ

• センス・オブ・ワンダーの経験はどうですか。そのイベントから何の役に立つことがありますか。

自分のゲームが初めて大々的に取り上げられたので、選ばれてとにかくうれしかったですね。僕の面白いと考えることが、他の人にも面白いと思ってもらえるとわかりました。それはとても自信になりました。
SOWNに出ていろいろ勉強になりましたし、なにより他に参加した人と仲良くなれたのが良かったですね。今でも飲み会に呼んでもらって、話もしますし。そのつながりで、Marcus RichertさんがSPSZをアピールしてくれなければ、こうしてゲームメディアに取り上げてもらえなかったかもしれませんし。SOWNがあったからこそ、現在の自分があるんだと思います。

• 「彼と彼女のバラバラ劇場」は何の作者レッソンを習いましたか。本当に速読の訓練の増加が出来ましたか。

特にレッソンは習っていません。速読については、そういう視点もあるかなー、あればいいなーと、いい加減に書いたものでした。実証はされていません。ごめんなさい。

• SPSZのイデアや原点はおしえてくれませんか。

監視カメラの映像は面白い、というのが原点ですね。()それで、「複数の視点を見比べることによって、1つの空間の状況を把握するゲームを作りたい」というぼんやりしたイメージを以前から持っていました。ただ、それを生かすためのアイデア(状況を把握して具体的に何をするか?)はありませんでした。それがあるとき、「二人称視点は新鮮に見える」という考えと結びついて、二人称視点でシューティングするゲームになりました。SPSなんて名前も珍しいですし。
ちなみに、アイデアを思いついたときには、「これは面白いぞ!」という興奮はなく、「まあ、ゲームとしてなんとか成立するかな」という冷めた見方でした。作っていくうちに、だんだん手応えがでてきました。
あと、Unityの存在も大きいですね。Unityがなければ、プログラムの苦手な僕には3Dゲームなんてなかなか作れなかったでしょうし、アイデアがあっても作るのを諦めていたかも知れません。そういうわけでUnityには感謝しています。

• SPSZの「ざと」は座頭市の印象から生まれましたか。

いいえ、特に意識はしませんでした。ゲームの完成前に名前を決めるときに、目が見えない設定が同じなので、座頭市から名前だけもらいました。もちろん、座頭市の映画は好きです。海外でも座頭市を知っている人が予想以上にいて、ちょっと驚きました。なにかうれしいです。

• ファーストやサードパーソン・シューティングゲームが好きですか。そのゲームから何の影響がありますか。

他のジャンルと同じように、好きですしプレイします。けれど、特別に深く詳しく知っているわけではありません。もちろん影響は受けていると思いますが、直接的に「何のゲームのここ」ということは考えませんでした。
ほとんどのプレイヤーはSPSをプレイしたことがなくて慣れていないだろうから、なるべくわかりやすく、シンプルにしようと考えました。だから、今のFPSやTPSというよりも、昔のアクションゲームのイメージで作りました。Arrowキーとボタン2つ、3回ダメージでゲームオーバー、なども含めて。

• SPSZのグラフィックはなぜそのスタイルを選びましたか。(僕はPSXみたいなグラフィックは懐かしい感じさせましたよ。)

3Dゲームを作るのが初めてで、それまで3Dポリゴンやモーションの知識は全くありませんでした。その上、コンテストの締切りもあり、時間もあまりありませんでした。だから、なるべく時間をかけずに、知識があまりなくても、成り立つようなスタイルになりました。
グラフィックは全体的に反省点が多いです。特に敵キャラクターの姿に関しては、もっとバリエーションが持たせられれば良かったかと思います。

• 誰かがHIMOのゲームを翻訳していますか。誰かがKONGREGATE.COMのことを申し入れて、手伝いましたか。

翻訳は自分でしています。文字が多いゲームは難しいですが、これくらいの文字数なら自分でもできます。とはいえ、自信は無いので、変な言葉があったら教えてください。敵キャラクターの名前は変じゃないですかね?英語を読むことはそれなりにできるのですが、恥ずかしながら、書くことや話すことは苦手です。
Kongregateはそこのいろんなゲームを以前から遊んでいたので、もちろん知っていました。SPSZを作っているとき、KongregateでUnityGameContestが開催されていたので、そこに提出しました。ちなみに、UnityGameContestは一次審査であっさり落選してしまいました…。

• 京都のインディ・シーンはなんですか。

京都には住んでいますが、地域でのつながりはほとんどないので、ちょっとわからないですね。すいません。ただ、京都には芸術系の大学も多いので、新しいものを作ろうとする雰囲気が、わりとあるのではないかなと勝手に考えます。

• 何処や何からゲームの作ることを習いますか。

ゲームをプレイしたり、本を読んだり、インターネットを見たり、日常を観察したり。完全に独学です。特別なことは何もしていません。
勉強会が近くであれば参加してみたいのですが、そういう勉強会(SIG-indieなど)はだいたい東京近くでの開催なので、なかなか参加できません。


• 未来のプロジェクトもう思いますか。どのゲームですか。

世界中の人が驚いてくれるようなゲームを作りたいですね。理想を言えば、年齢や男女の区別なく遊んでもらえるような。ただ、現時点では、具体的なアイデアは何もありません。
「SPSZ」で学んだことを生かして、次に繋げたいですね。また次のゲームを作ったときは、遊んでいただけるとうれしいです。
ありがとうございました!

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